世田谷区立次大夫堀公園民家園、世田谷区立岡本公園民家園は、世田谷区の有形文化財に指定された建造物(古民家)を中心に、世田谷が農村だった昭和初期までの風景を再現し、農村の歴史文化から世田谷の郷土や“農家の暮らし”について学ぶことができる文化施設です。
両民家園では、文化財の古民家を公開しています。イロリやカマドで火を焚き、区内で使われていた昔の農具や生活用具を配置することで、農家の住まいとして展示しています。
また、『テーマ展示』や『民家のみかた』などの展示・解説会、農家の生業や習俗を再現する『暮らしの歳時記』、民家園ボランティアによる藍染め・鍛冶・機織りなどの伝統的なものづくりの実演や体験をとおして、農村の暮らしを知り、歴史文化の理解を深められるようなイベントを開催しています。
こうした文化財の活用を図りながら、かけがえのない地域の文化財を守り伝える取り組みとして、社会科見学の受け入れや、文化財建造物の修繕工事に関連した実演や体験、文化財防火デー(1月26日)にあわせた防災活動なども行っています。
各イベントの日時や会場など、詳しくは各年度事業案内「民家園のこよみ」や、世田谷区広報誌「区のおしらせ せたがや」、区公式ホームページなどをご覧ください。

世田谷の農村にみられた歴史や文化を紹介する『企画展』『収蔵資料展』などを開催しています。

かつて世田谷の農家で行われていた生業やハレの日の行事を、季節ごとに再現しています。

民家にみられる職人の技術についての実演・解説や、園内の文化財建造物を解説する『古民家解説会』を開催しています。

昔の農家の夏の暮らしを紹介する展示や、夜の民家園を楽しめるイベントです。

『こどもの日』、『民家園の七夕』、『元日開園』など、こどもから大人まで楽しめるイベントです。

かつての世田谷の農村に見られたものづくりや遊びなどを体験できます。

茅葺き屋根の葺き替えや、土壁の塗り直しなど、文化財建造物の修繕を行っています。

文化財となっている古民家を保存している都内9区で連携し、文化財古民家管理についての情報共有や、活用に関する問題解決・協力、現地解説会の開催等に取り組んでいます。
民家園ボランティアは、スタッフの一員として、昔の世田谷における農家の衣食住や職人に関する実演や体験といった、区民や来園者の方々が世田谷の歴史や文化財について、さらに理解を深められるような活動に取り組んでいます。
ボランティアの募集は、毎年2月頃に発行される「区のおしらせ せたがや」などをご覧ください。

畑で収穫した藍(あい)の葉から、染料のもととなる蒅(すくも)作り、藍建て、藍染めをしています。様々な絞りをはじめとする染めの活動をとおして、かつて区内にもあった 「紺屋(こうや)」 の再現に取り組んでいます。

家族の衣類を手作りしていた農家の衣生活を再現しています。 「綿の会」 は、栽培した棉(わた)の実から糸車で木綿糸の紡ぎ、「綿と糸の会」 は機織り機などで糸から木綿布の織りを実演しています。

栽培した楮(こうぞ)や黄蜀葵(とろろあおい)などから和紙をつくる紙漉きを実演しています。 漉いた和紙は、民家園内の展示に活用しています。また、かつて多摩川流域で生産された 「玉川唐紙(たまがわからかみ)」 の再現に取り組んでいます。

かつての農村にみられた 「野鍛冶(のかじ)」 として、金槌や鞴(ふいご)といった道具を使い、農具などの製作過程を実演しています。 製作した鎌、火箸、和釘などは、民家園内の展示に活用しています。

ケヤキやスギなどの原木を、前挽大鋸(まえびきおが)と呼ぶ大きな鋸を使って板材や角材に製材する過程を実演しています。 製材した木材は民家園内で活用しています。

うどんやそばなど、昭和初期までに世田谷でみられたお供え物や農家の食を再現しています。

農家が手作りした竹の道具や竹のおもちゃ作りを実演し、竹の文化の再現に取り組んでいます。

様々なわら細工を実演し、製作した荒縄(あらなわ)やしめ飾り(輪飾り)などは民家園内の展示に活用しています。

大蔵大根などの昭和初期に世田谷の特産として知られた在来品種の野菜を栽培・継承しています。